人工呼吸器取扱ミス


医療過誤事件のイメージ この事件は,自治医科大学付属病院に入院した患者さんが,病院スタッフの人工呼吸器の取扱ミスにより植物状態となり,最終的には死亡に至った事案でした。

 この事案では,事故病院が自ら詳細な事故調査を行い,その結果病院側にミスがあったことを被害者家族に説明しました。そのため私がかかわった後の賠償交渉もスムーズに進み,過失を前提とする示談が早期に成立しました。この事案の争点は,既往症による稼動能力の評価とその場合の慰謝料でしたが,特に慰謝料については,病院側が譲歩し相当額での示談解決に至りました。

 この事案での教訓は,事故直後の徹底した事故調査と遺族らに対する説明を行うことが,無用の紛争を防止できるという点です。自治医科大学の医療事故防止に取り組む真摯な対応と医療スタッフの良心を確認でき,今後も地域医療機関として信頼に足りる病院であると感じました。

(弁護士 佐藤大志)


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